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July 02, 2009 [Clipping News]

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1.「妊婦健診」無料じゃないの?
2.脳が証明?「テーマパークで愛は深まる」 USJ実験
3.精巣がんに新たな仕組み? 遺伝子で幹細胞が悪性化
4.iPS細胞、工夫すれば作製効率アップ…京大・山中教授 英科学誌に発表
5.人間の髪の元になる細胞でマウスの神経再生…北里大など
6.精巣がん化にかかわる遺伝子解明 
7.現代の“売血” ネットカフェ難民 恐怖の人体実験
8.病気には男女差―女性の心臓病
9.抗VEGF剤は治療反応が得られないCMEの治療選択肢となるかもしれない
10.rosiglitazone追加は心血管リスクへの影響はないが、心不全が有意に増加
11.Drugs May Not Slow Kidney Damage in Diabetes
12.「臓器の移植に関する法律」改正に対する声明「日本人による日本人の移植」
13.プレスリリース
1) 頻脈性不整脈の根治治療法「アブレーション(心筋焼灼)治療(*1)用」カテーテル
2) アボットバスキュラー、血管形成術を最適化する冠動脈拡張カテーテルを発売
3) キヤノン、医療用X線デジタル撮影装置「キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-55C・55G」を発売
4) 患者さん支援ウェブサイト「大腸がんを生きる仲間」と「CML・ALL集いの輪」「心の支」をテーマにコンテンツを充実化
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1.「妊婦健診」無料じゃないの?
産経新聞社2009年7月2日

 少子化対策の目玉として昨年秋に打ち上げられた「妊婦健診の無料化」。緊急経済対策に盛り込まれてスタートしたが、多くの地域で“無料”にはなっていないようだ。妊娠中の女性からは「無料だという話だったのに、違うの?」と、落胆の声が上がり、産科医らは「あの『妊婦健診無料化』という表現だけは、やめてほしい」と火消しに躍起になっている。
 東京都内に勤務する会社員、小山内香さん(34)=仮名=は妊娠8カ月。出産予定の病院で2週間に1度、妊婦健診を受けるが、その費用に納得できない。
 「受診した過去6回のうち、2回は1万円以上。それ以外も6000円とか、安くても3000円くらい。昨年から、政治家も、ネットの識者も『14回無料化』って断言していたから、てっきり無料になるとばかり思っていたのに。助成額はどこへ行ってしまったんでしょうか」
 小山内さんの受診先は、国立病院機構の病院(旧国立病院)。出産費用は40万円程度で、地域の“相場”より安く、健診費だけ高いとも思えない。「私の検査費が人より余計にかかるのか、一体どうなっているんでしょうか」
 納得できない小山内さんは自治体に助成の詳細を問い合わせた。回答によると、この自治体の助成額は14回合計で約9万円。「助成額を超えた分は、自己負担をしていただいています」と聞いて、ガックリした。
 「人から『今年からただになって、良かったわね』と言われるたびに腹立たしくて、『無料じゃないのよ』と説明するんです。別の市に住む妊婦仲間の友人は、払った分がそのうち全部戻ってくると信じていました。無料にならないと知って、本当にがっかり。だったら、初めから『補助』と言ってくれればよかったのに…」と収まらない様子だ。
自治体でまちまちの助成額
 選挙を控え、政治家の街頭演説では、いまだに「妊婦健診無料化」の言葉が出る。しかし、ある産婦人科医は「助成拡大はありがたいが、あの『無料化』という表現だけは、やめてほしい」と漏らす。多くの地域で妊婦健診は無料にはなっておらず、そもそも無料化は難しいからだ。
 別の自治体の保健師も「母子手帳を取りにいらした妊婦さん一人一人に、助成の仕組みを説明して、無料でないことをご理解頂いています」と、誤解の払拭(ふっしょく)に努める。
 ★多くの地域は有料
 妊婦健診への助成は従来、5回分計5万円程度だったが、昨年の緊急経済対策で14回分11万3000円程度に拡大された。若い夫婦には、「1回あたり数千円」の健診費負担は大きく、未受診で飛び込み出産する妊婦は産科の悩みの種だったからだ。
 しかし、助成は拡大されても、多くの地域で無料にはなっていないようだ。理由は複数ある。第1に助成範囲が限られていること。対象は血液検査3回、超音波検査4回、子宮頸(けい)がん検査などを含む「標準的に必要な」検査14回分。主治医によっては、これで収まらないケースも多い。
 ある産婦人科医は「超音波検査を毎回行う先生もいる。負担は生じるが、しないと、妊婦さんから『手抜きじゃないか』と言われることもあり、やめるのも難しい」と漏らす。
 第2に、妊婦健診は本来、自由診療だから値段が一律でない。医療機関によって健診内容やサービスも違えば、同じ検査で費用が違うこともある。助成で窓口負担が一律ゼロになるとはかぎらない。
13万円超の違い
 さらに、最大の理由は自治体の助成額がまちまちなこと。厚生労働省によると、都道府県平均の公費負担額は表の通りで、全国平均は8万5759円。全国最低の大阪府守口市(1万2500円)と、最高の北海道初山別(しょさんべつ)村(15万円)とでは13万円超の違いが出た。
 国が担保した妊婦健診の費用は「14回分で1人当たり11万3000円相当」(厚労省母子保健課)で、地方交付税交付金と補助金を充てた。しかし、地方交付税交付金の使途は自治体の裁量に任される。税収が逼迫(ひっぱく)し、すべてが健診費に回らなかったり、予算が十分取れなかったりした自治体もあるようだ。
 加えて、国の助成が2年間の時限措置なのも、自治体に二の足を踏ませる要因。自治体によれば、「後のことが分からないまま、多額の公費助成をして、2年後にはしごを外されてはたまらない」というわけだ。
 日本産婦人科医会の可世木(かせき)成明理事は「以前に比べて、妊婦さんは安心して受診できるようになった。ただ、2年後のことが未定で、全面助成に踏み切れない自治体もあるようだ。国にはもう少し標準検査を厚くしてもらい、自治体はもう少しがんばって予算を付けていただければありがたい」と話している。


2.脳が証明?「テーマパークで愛は深まる」 USJ実験
朝日新聞社2009年7月2日

テーマパークで遊べば、家族や恋人の「きずな」が深まる――。そんな脳科学調査の結果を、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が1日発表した。USJで遊ぶ前後に自分たちの集合写真を見せて脳の活動を調べたところ、遊んだ後は数値が最大10倍以上増え、より愛し合っていると感じることが確認されたという。
 調査の詳細は、USJと共同で研究を進めてきた杏林大医学部の古賀良彦教授(精神神経科)が1日、東京で開いた説明会で公表した。
 実験は先月、6組16人の家族や恋人、友人を対象に行った。USJで4時間半楽しんでもらい、その前後に、光トポグラフィーという装置を用いて、脳が活発に活動すると数値が高くなるオキシヘモグロビンの濃度を測定。あわせて心理状態を客観的に評価するためのテストも行った。
 脳の測定では、対象者にスライドで他人の顔を見せていき、家族や恋人同士で一緒に撮影した写真が出てきた瞬間の状態を記録した。
 結果は、右脳から左脳まで測定した16カ所のすべてで遊んだ後の数値が高かった。特に右脳の一部では、遊んだ後の数値が遊ぶ前の14倍に上昇。右脳は主に感情をつかさどっており、写真を見た瞬間に強い感情の動きがあったことが確認できるという。
 感情がどう変化したかを自己評価してもらうテストでは、家族やパートナーと「愛し合っているか」「理解しあっているか」という質問への肯定的な回答の割合が、遊ぶ前と比べて大幅に高かった。遊んだ後はストレスが大きく減ったことも分かった。
 古賀教授は「複数の脳活動を測定した結果、明らかに差が出た。脳科学の見地からテーマパークでの体験によってきずなが深まることが裏付けられた」と話している。


3.精巣がんに新たな仕組み? 遺伝子で幹細胞が悪性化
共同通信社2009年7月2日

 精子のもとになる幹細胞に特定の遺伝子操作を加えると、精巣内で悪性のがん細胞に変化することを、京都大の篠原隆司教授のチームがマウス実験で突き止め、2日付の米科学誌セル・ステム・セルに発表した。
 操作した幹細胞をマウスの精巣に移植すると、最初は正常な精子をつくったが、3カ月ほどでがん化して腫瘍を引き起こした。篠原教授は「生殖細胞がんを再現することができた。精巣がんの新たなメカニズム解明につながる可能性があり、将来は男性不妊の治療に役立つかもしれない」としている。
 チームは、精子のもとになる幹細胞の培養方法を研究。マウスの幹細胞で特定の遺伝子を活性化すると、試験管内で自己増殖するようになるのを確かめた。
 ただ増殖機構が過剰に刺激されることで、がん化のスイッチが入るらしく、移植後にはがん化。チームは、自己増殖しながらがん細胞を生み出す「がん幹細胞」に変化した可能性があるとみている。


4.iPS細胞、工夫すれば作製効率アップ…京大・山中教授 英科学誌に発表
読売新聞社2009年7月2日

iPS細胞(新型万能細胞)のできるメカニズムについて、生みの親である山中伸弥・京都大教授が考察をまとめた。現状ではiPS細胞を1個つくるために、元になる細胞が1000個以上必要だが、工夫すれば作製効率をアップできるといい、2日の英科学誌ネイチャーに発表する。
 iPS細胞は皮膚などの細胞に3~4種類の遺伝子を導入し、受精卵に近い状態まで若返らせる「初期化」という方法で作製。しかし、成功率が低いため、体内にごく微量に存在する未熟な細胞など一部の特別な細胞だけが、iPS細胞になるとの説もあった。
 山中教授はこれまでの世界中の研究結果から、「ほぼすべての細胞を初期化できる」と主張。初期化の成否は導入する遺伝子が働く強さやバランス、時間に大きく影響され、方法やタイミングを工夫すれば効率を上げられるとした。
 ただ、導入した遺伝子が染色体のどこに、どれだけ入り込むかなど偶然が左右する要因も指摘。現段階では不完全な初期化で万能性のない細胞もできるなど、性質にばらつきが大きく、移植するとがん化するリスクも高いという。
5.人間の髪の元になる細胞でマウスの神経再生…北里大など
読売新聞社2009年7月2日

人間の髪の元になる細胞を使って、切断されたマウスの足の神経を修復することに北里大など日米の研究チームが成功した。
 脊髄損傷や事故で切断された手足の再生治療に応用が期待され、米専門誌に発表した。
 同大の天羽康之講師(皮膚科学)らは、体毛の周囲にあり、毛のほか神経や筋肉、皮膚の細胞に変化する能力を持つ「毛包幹細胞」に着目。この細胞を髪のそばから取って増やした後、マウスの末梢神経の切断部分に移植した。
 その結果、8週間後、切れた神経はつながり、足の付け根から電気刺激を与えると足が動いた。自然治癒にまかせたマウスに電気を流しても足は動かなかった。
 毛包幹細胞は、胚性幹細胞(ES細胞)や新型万能細胞(iPS細胞)に比べ変化できる器官は限られ増殖能力も低いが、人間に移植した際のがん化の危険性は少ない。天羽講師は「やけどの治療にも活用できる。安全性と治療効果を確認し、実用化に近づけていきたい」としている。


6.精巣がん化にかかわる遺伝子解明 
京大教授ら 精子幹細胞の増殖も
京都新聞社2009年7月2日

精子の元になる精子幹細胞(精原細胞)の増殖とがん化にともにかかわる遺伝子を、京都大医学研究科の篠原隆司教授(分子遺伝学)、李知英東京医科歯科大講師などのグループが突き止めた。精巣がんの原因解明や男性の不妊治療につながる成果で、遺伝子は他の種類の幹細胞の増殖やがん化にもかかわっている可能性があるという。米科学誌「セル・ステム・セル」で2日に発表する。
 篠原教授などは、がん細胞の多くで働いていて、発生や細胞分裂の調節などにもかかわっているRas遺伝子とサイクリン遺伝子のいずれかをマウスの精子幹細胞に導入すると、増殖因子を外から加えなくても幹細胞が増え続けることを発見した。この幹細胞を、マウスの精巣に移植すると、多くは精子にならずにがん細胞になることも分かった。
 いずれかの遺伝子を導入して過剰に働かせることで増殖が強力に促されるため、がんが発生するのではないかという。
 また、精子幹細胞以外の組織や血液などの幹細胞のがん化や増殖でも、二つの遺伝子の働きが関係している可能性があり、細胞の増殖やがん化など再生医療の課題解決の糸口になる可能性がある。
 篠原教授は「精巣がんのモデルを作り、治療法の開発に役立てることが期待できる。精子幹細胞が増殖するメカニズムの研究もさらに進め、男性の不妊治療にもつなげたい」と話している。


7.現代の“売血” ネットカフェ難民 恐怖の人体実験
内外タイムス社2009年7月2日

医薬品開発に不可欠な「治験」が危ない。ボランティア名目の手軽な高額アルバイトとしてひそかな人気だが、最近になって、大々的な募集PRが始まった。しかし、生半可なキモチで応募すると、万が一の健康被害の際などに、手痛い仕打ちに遭う恐れもある。
 「治験知ってる?」
 挑発的なコピーが躍るこんな広告が登場したのは、全国チェーン展開する都内の大手ネットカフェだ。「住居がない方は相談してください」(東京都)といった、いかにも「ネットカフェ難民」向けのチラシと並んで掲示されている。
 指定されたURLをたぐると、製薬企業から治験を委託された実施医療施設と、その支援企業に行き着く。
 治験とは、開発中の医薬品の安全性と有効性を調べるため、実際に人体に投与して行う臨床試験。医療施設で医師が「どの程度効くか分からないが使ってみますか」と患者に声を掛けるほか、広く健常者を対象に行う。
 施設内に長時間拘束されることもあり、被験者には協力費として、製薬企業から医療施設を通じて報酬が支払われる。身体を実験台にするというデリケートな募集のためか従来から公募はせず、人づてにひっそりと実施。知る人ぞ知る「裏バイト」だった。
 ところが最近、支援企業はネットなどで大々的に公募。「被験者の属性に対する製薬企業側のリクエストが厳しくなってきたため」(関係者)だ。
 そこで登場したのが、ネットカフェへの広告掲示だ。時間を持て余しながら住環境に恵まれない「ネットカフェ難民」にとっては格好のアルバイトと言える。
 厚生労働省令では治験について、「失業者または貧困者」などの「社会的に弱い立場にある者」を被験者とする場合には、「慎重な配慮を払うこと」と定めている。報酬目当てに嘘の申告をすれば、新薬開発で正しいデータが出ないだけでなく、被験者自身の健康にも予期せぬ重大な悪影響をもたらす可能性があるからだ。
 治験依頼側の製薬企業で作る業界団体、日本製薬工業協会の担当者は、依頼先による思わぬ場所での募集広告に、「え、そんな場所で?」と絶句。しかし、広告主サイドの支援企業は取材に、「ネットカフェ難民を集めようというのではなく、あくまでも不特定多数向けの広告」と説明する。厚労省は、「この広告自体が違法とは言えません」(医薬食品局審査管理課の担当者)と静観している。
 しかし、コトは深刻だ。健康被害が発生した被験者に対し、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の基準に従い製薬企業から支払われることになっている補償金は、ルール違反の治験には支払われない可能性がある。
 国内で承認される新薬は年間30程度。医薬品開発には10年かかるとされ、常時400件前後の治験が並行して進められている。同機構には最近1年間で356件(07年度)の治験薬に伴う副作用報告があった。
 治験の現場で実施医療施設は、被験者から同意書の提出とあわせ身分証明書の提示を求め、身元を厳しくチェックしているという。
 ところが、今年になってある新薬の治験に参加した被験者は、「治験が終わると、『休薬期間』と言って身体を元に戻すため別の治験には4カ月間参加できないと業界で定められているんだけど、それをごまかすため他人になりすます人も少なくない。身分証明書のチェックなんていいかげんだし」と驚くべき実態を明らかにした。
 「仮に被験者に健康被害が発生したとして、製薬企業側は、『申告に虚偽があったから補償できません』とは言えないだろうけど、相手が住所不定だったりすると、本人確認など照合に手間がかかるかも」とは、医療ジャーナリストの弁。
 広告を掲示したネットカフェ業者は取材に応じていない。一方、別の大手ネットカフェ・チェーン担当者は、「広告掲示の話はウチにも来たけど断った。ネットカフェ利用客が治験って、違和感があるよね」と、自らの客層と、社会貢献の皮をかぶった「裏バイト」のミスマッチぶりを説いてみせた。


8.病気には男女差―女性の心臓病
京都民報社2009年7月2日

女性の虚血性心疾患には特徴があります
 2008年4月に歌手で女優のバーブラ・ストライサンドさんが女性の心臓血管疾病研究のため500万ドル(約5億円)をロサンゼルスの心臓血管疾病研究所に寄付したことが報じられました。寄付の理由を「女性のほうが心臓病になりやすいのに、何10年も前から女性は男性を対象とした研究結果に基づいて治療を受けてきました。これは、ばかげたことです。そろそろきちんと女性を対象とした研究を始めるべきです。女性がもっと自分の健康について知るために、医学界はその結果を女性に報告すべきです」とコメントしています。
 最近では男女という性の違いによって病気が異なることが広く知られるようになりました。循環器関係の学会でも話題として取り上げられ、性差医療・医学研究会という学会もあります。そこで今回は女性の心臓病を取り上げてみたいと思います。
 心臓病でも男性と女性では発症の年齢や症状に違いがあります。厚生労働省の調査では65歳の人が将来死亡する原因をみると、男性ではがんが1位ですが女性では心臓病が1位です。大半は狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患が原因ですから、女性の健康にとって非常に重要な病気です。グラフをご覧ください。アメリカのデータですが、心血管の病気の死亡率が男性では下がっているのに、女性では減少していないことが分かります。バーバラ・ストライサンドさんはこのような状況に警告を発しているのです。
男性よりも高齢になって起きる
 女性はエストロゲン(女性ホルモン)に大きな影響を受けています。閉経後にはこのエストロゲンが減少しますが、その頃から虚血性心疾患を発症しやすくなると考えられています。ある報告では心筋梗塞を起こした女性の9割以上が閉経後だったとされています。女性の虚血性心疾患は男性よりも5から10歳遅れて起きているのです。
症状がわかりにくい
 胸痛などの典型的な症状を伴わないことが多いことも特徴です。男性は「胸が痛い」と訴えることが多いのに対し、女性では「背中が痛い」「胃が痛い」「あごや歯が痛い」「吐き気がする」など、一見心臓発作でないような症状を訴えることが多いのです。中には無症状の場合もあります。このため早期発見が遅れて急死につながったり、受診が遅れたり診断に時間がかかる傾向にあります。
予後が男性よりも悪い
 女性の心筋梗塞は男に比べると重症に
なることが多く、死亡率が高いというこ
とが最近の研究でわかってきました。原
因は、発症年齢が高いことと動脈硬化を
進めやすくする要因(危険因子と呼ばれ、
高血圧、糖尿病、高コレステロール、肥
満、喫煙、虚血性心疾患の家族歴が主な
ものです)が多いことだと思われます。
治療の成功率には差がありません。逆に50歳未満の女性では虚血性心疾患になることは稀です。しかし、かかった場合には動脈硬化とは別に原因となる病気があることが多く、重くなりやすいので注意が要ります。
メディカルチェックが大切です
 症状だけでは虚血性心疾患が分からないことがあり、特に女性でその傾向が強いことを述べました。ですから中高年になったら危険因子がある人、特に複数以上持っている場合には症状がなくてもメディカルチェックを受けることが大切です。特に運動をするような場合には気をつけましょう。
京都民医連中央病院院長 内科循環器 吉中丈志




9.抗VEGF剤は治療反応が得られないCMEの治療選択肢となるかもしれない
OCULAR SURGERY NEWS ASIA-PACIFIC EDITION2009年7月2日

ステロイドおよび非ステロイド治療に反応しない患者では、ベバシズマブの硝子体内注射によって手術後の嚢胞様黄斑浮腫が安全かつ有効に治療される。
白内障手術後の嚢胞様黄斑浮腫に対する治療で無反応であった患者は、ベバシズマブの硝子体注入から便益が得られるようである。
こうした注射は、手術誘発性の炎症によるVEGF産生を局所的に制限し、血液網膜関門の血管透過性を抑制する、と東海眼科(津、日本)の中井義秀医師(MD)はいう。
「ベバシズマブはこの血管透過性を抑制し、嚢胞様黄斑浮腫の解消につながった」、と中井医師はOcular Surgery Newsの電子メールインタビューに答えた。
嚢胞様黄斑浮腫(CME)は白内障手術とIOL挿入後に頻繁にみられ、症例の70%までに生じる。大半の症例が介入なしで解消するが、2%程度の患者はある程度の視力喪失を経験するとみられる。中井医師によると、CMEを未治療で放置すると、永久的な視力障害につながることもあるという。
手術後CMEの管理には複数のステロイドおよび非ステロイド治療の選択肢があるが、有効性にはばらつきがあるようであり、特にステロイド治療には安全上の問題がある。硝子体内ベバシズマブ(アバスチン、ジェネンテック社)は、過去の治療に奏功しなかった症例の代替選択肢となる可能性がある、と同医師は述べた。
中井医師は、サンフランシスコで開催されたAmerican Society of Cataract and Refractive Surgeryの会議で当初はデータを発表した。
試験結果
白内障手術に続発したCMEであり、ステロイド薬とNSAIDによる過去の治療に反応しなかった患者12名を対象として、ベバシズマブの硝子体内注射を実施した。この試験では、過去の治療に無反応であることの定義は、初回の介入から1ヶ月にわたるCMEの持続とした。黄斑厚が350 µmを超え、最高矯正視力が20/30未満である患者に1.25 mgの硝子体内注射を実施した。
平均BCVAは、注入前の20/60から、注入から1週間後には平均20/30、1ヵ月後には20/25、3ヶ月後には20/20に改善していた。黄斑の平均厚も改善しており、ベバシズマブ注入前の765 μmから、注入から1週間後には590 μm、1ヶ月後には371 μm、3ヶ月後には225 μmに改善していた。
12名全員が過去の治療後ではBCVAの改善が得られなかったが、ベバシズマブ治療から1週間以内には改善がみられた。中井医師によると、この所見から、抗VEGF治療は実際にCME解消の原因要素であるとの結論が支持されるという。
「CMEはベバシズマブの硝子体内注射で改善し、こうした改善は自然的な回復ではないと判断された」、と同医師は述べた。
治療は十分に忍容され、硝子体内ベバシズマブ注入に伴う有害作用は報告されていない。
「白内障術後のCMEであり、ステロイドやNSAIDに反応しない場合は、ベバシズマブの硝子体注入が視力改善に有効な治療である」、と中井医師は述べている。


10.rosiglitazone追加は心血管リスクへの影響はないが、心不全が有意に増加
CareNet2009年7月2日

2型糖尿病に対する標準的な血糖降下薬治療にrosiglitazoneを追加する方法は、全体として心血管リスクを増大させないものの、心不全および女性の骨折のリスクを有意に増大させることが、イギリスNewcastle糖尿病センターのPhilip D Home氏らが実施した無作為化試験(RECORD)で明らかとなった。2型糖尿病の治療における経口血糖降下薬の効果には限界があるため、一般に併用療法が行われる。インスリン抵抗性改善薬であるrosiglitazone は、ヨーロッパでは2000年に同じチアゾリジンジオン系薬剤であるピオグリタゾン(商品名:アクトス)とともにメトホルミンやスルホニル尿素薬との併用投与が承認されている。Lancet誌2009年6月20日号(オンライン版2009年6月5日号)掲載の報告。
rosiglitazone追加による心血管リスクを評価
RECORDの研究グループは、rosiglitazoneとメトホルミンあるいはスルホニル尿素薬を併用する治療法と、メトホルミン+スルホニル尿素薬併用療法の心血管リスクを比較する非盲検の無作為化非劣性試験を実施した。フォローアップ期間は5~7年であった。
メトホルミンあるいはスルホニル尿素薬の投与を受けている2型糖尿病患者4,447例(平均HbA1c:7.9%)が登録され、rosiglitazoneを追加投与する群(2,220例、メトホルミン+rosiglitazone:1,117例、スルホニル尿素薬+rosiglitazone:1,103例)あるいはメトホルミンとスルホニル尿素薬を併用投与する群(対照群:2,227例)に無作為に割り付けられた。
主要評価項目は心血管疾患による入院あるいは心血管死、ハザード比の非劣性限界値は1.20とした。
心血管リスクの非劣性を確認、心不全と女性の骨折が増加、心筋梗塞は非決定的
フォローアップ期間平均5.5年の時点でエンドポイントを発現した症例は、rosiglitazone追加群が321例、対照群は323例であり、ハザード比は0.99(95%信頼区間:0.85~1.16)と非劣性の基準を満たした。
心血管死のハザード比は0.84(95%信頼区間:0.59~1.18)、脳卒中は0.72(同:0.49~1.06)といずれもrosiglitazone追加群の非劣性を示したが、心筋梗塞は1.14(同:0.80~1.63)と非劣性の基準に達しなかった。
入院あるいは死亡の原因となった心不全は、rosiglitazone追加群の61例、対照群の29例が発症し、ハザード比は2.10(同:1.35~3.27)、1,000人年当たりのリスク差は2.6(同:1.1~4.1)であり、rosiglitazone追加群でリスクが有意に増大した。
上肢および下肢遠位部骨折が、おもにrosiglitazone追加群の女性で増加していた。5年経過時の平均HbA1cは、対照群よりもrosiglitazone追加群で低下していた。
著者は、「2型糖尿病の治療として、血糖降下薬にrosiglitazoneを追加する方法は、心不全および女性の骨折のリスクを増大させることが確認された。心筋梗塞に及ぼす影響は決定的ではないが、全体としてrosiglitazoneは標準的な血糖降下薬に比べて心血管疾患や心血管死の発症リスクを増大させないことが明らかとなった」と結論している。
Home PD et al. Rosiglitazone evaluated for cardiovascular outcomes in oral agent combination therapy for type 2 diabetes (RECORD): a multicentre, randomised, open-label trial. Lancet. 2009 Jun 20; 373(9681): 2125-35. Epub 2009 Jun 5.


11.Drugs May Not Slow Kidney Damage in Diabetes
Study uncovers possible benefit, though, in stemming vision loss
HealthDay News2009年7月1日

Results from a new trial have dashed hopes that early use of two blood pressure drugs could slow the loss of kidney function caused by type 1 diabetes.
But the study, reported in the July 2 issue of the New England Journal of Medicine, does find benefits for the drugs against diabetes-caused eye damage.
Type 1 diabetes, the less common form of the disease, results from the body's failure to produce insulin and usually is diagnosed early in life. The two drugs in the trial, enalapril (Vasotec) and losartan (Hyzaar), are commonly prescribed to slow the kidney damage caused by the disease, said Dr. Michael Mauer, a professor of pediatrics and medicine at the University of Minnesota and lead author of the study.
"They are widely used at later stages of the disease, when it is well established," Mauer said. "Some physicians have been willing to extrapolate to treat at very early stages of the condition, but no studies such as ours had been conducted."
The trial included 285 people who had been treated for type 1 diabetes for an average of 11 years. Current practice, Mauer said, is for use of the two drugs to begin about 15 years after diagnosis.
Participants were assigned to take daily doses of a placebo -- an inactive substance -- or either enalapril or losartan. Each acts in a different way to counter the effects of angiotensin, which raises blood pressure by tightening arteries.
After about five years, detailed measurements of kidney function showed no difference in the damage seen in the three groups, the report said.
"From the kidney perspective, it was more of a disappointment than a surprise," Mauer said. "We were more pleasantly surprised by the eye component of the study."
Eye damage was reduced by 65 percent among the participants taking enalapril and by 70 percent among those who took losartan, compared with people in the placebo group.
And so, Mauer said, "the data in the paper support starting this therapy in people who have early diabetic eye changes." Diabetes is a leading cause of vision loss, he noted.
But he added a word of caution. Both drugs can cause fetal damage so they should not be prescribed for women of child-bearing age, he said.
"Other than that, they have a remarkable safety profile," Mauer said.
The study was funded by Merck, which makes both drugs, along with the U.S. National Institutes of Health and the Canadian Institutes of Health Research.
Mauer said that the study results should not affect current use of the drugs in later stages of type 1 diabetes. "They are commonly used for people who already have signs of kidney disease," he said. "They have been shown to have more effective blood pressure effects than other drugs, and they seem to have additional advantages in slowing the progression of kidney disease."
The findings, though, are limited to type 1 diabetes, he said. "I'd be uncomfortable extrapolating from our study to type 2 diabetes," Mauer said. Type 2 diabetes, the more common form of the condition, generally occurs later in life as the body progressively produces less insulin.


12.「臓器の移植に関する法律」改正に対する声明「日本人による日本人の移植」

日本循環器学会はこのほど、臓器移植法改正に関する理事長声明を発表した。「『日本人による日本人の移植』を実現する臓器移植法の改正、A案の採決を強く希望する」として、参院でのA案成立を求めている。
声明では、心臓移植が必要と認められながらも死亡した患者の94%が移植を待ち望んでいたと指摘。
 A案が「ドナー本人の尊い生前の意思、リビング・ウィルを最大限生かすことのできる医療システムの構築を可能とする」として、法案制定後にはアジア諸国との移植医療の共有も可能となり、「ドナーのリビング・ウィルを尊重できる基盤ができる」としている。
 また、「受け入れられない移植医療をきちんと拒否できる配慮も行き届いている」と、A案を評価している。
 国内の心臓移植については、「諸外国の10年生存率50%程度の成績に比べ、90%と格段に高く、その97%の患者さんが入院治療を必要とせず、66%の患者さんが職場で活躍している」と主張。
 現在のドナーカードについては、「臓器提供の強い意思が表示されているにもかかわらず、全国400施設足らずの臓器提供施設で最後を迎えない限り、臓器提供はかなえられないという社会的システムエラー」と批判した上で、A案成立により、「多くのドナーの尊い意思を最大限生かすことのできる医療システムの構築が可能になる」としている
◆声明の詳細は下記をご覧ください。
http://plaza.umin.ac.jp/~hearttp/PDF/seimei.pdf
◆日本循環器学会
http://www.j-circ.or.jp/


13.プレスリリース

1) 頻脈性不整脈の根治治療法「アブレーション(心筋焼灼)治療(*1)」用カテーテル

本邦初(*2)のイリゲーションカテーテル「NAVISTAR® THERMOCOOL®」を新発売
~頻脈性不整脈の根治治療への新たな選択と血栓症発生リスクの低下を目指し~
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カン
パニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:
デイビッド・W・パウエル)は、本邦初となるイリゲーショ
ンカテーテル「NAVISTAR® THERMOCOOL®」(販売名:
ナビスター サーモクール)を、2009年7月1日より発売い
たします。ナビスター サーモクールは、頻脈性不整脈の根治
治療の一つであるアブレーション治療用のカテーテルです。
本製品は2008年12月に厚生労働省より承認を取得いたし
ました。
現在、日本において、不整脈をもつ潜在的な患者さんは、数百万人におよぶ可能性もあるといわれていますが、不整脈と診断され、実際にアブレーション治療を受けた患者さんは約24,000人(*3)と推定されています。不整脈は、高齢化や食生活の欧米化により、近年、日本においても増えつつある疾患です。
イリゲーションカテーテルは、頻脈の原因となる心筋を焼く際に、カテーテルの先端から生理食塩水を灌流しながら通電し、標的病変を冷却しながら焼灼することで、過度な温度上昇を防止し、血栓形成リスクを低減させます。ナビスター サーモクールは、既に臨床現場で使用されている立体画像システム「CARTO® XP」(*4)(販売名:バイオセンスCARTO XP)と併用することで、使用できます。
ナビスター サーモクールは、ジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ会社であるバイオセンス ウェブスター社の研究開発の成果として、全世界でこれまでに25万本(2009年2月現在)使用され、イリゲーションカテーテルの領域において、世界でも80%以上のシェア(*5)を誇っております。本発売を機に日本でも頻脈性不整脈の根治治療の新たな選択肢を提供することで、患者さんのQOL(Quality of Life)の向上を図ってまいります。
オクラホマ大学ヘルスサイエンスセンター 教授 中川 博 先生は、本製品の日本での発売に及んで、「不整脈の中には長期化することで、脳梗塞や心筋梗塞など他の疾患の原因となりうるものが多くあることが報告されています。疾患に対する正しい理解と治療の選択肢を知ることが重要です。」とコメントされています。
[償還価格]42万4000円
[発売日]7月1日(水)


2) アボットバスキュラー、血管形成術を最適化する冠動脈拡張カテーテルを発売

冠動脈疾患治療の最適化に向け最新のバルーン技術を採用
 アボット バスキュラー ジャパン(本社:東京都港区、プレジデント ジャパン統括:ハービンダー・シン)は、本日、VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルを発売しました。また本品は、本日付で保険適用の対象となりました。VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、次世代バルーンカテーテルとして、冠動脈疾患に対する血管形成術を最適化する高い拡張性能を実現しています。
 これにより、アボット バスキュラー ジャパンは、デリバリー性能の高い前拡張用テーテルであるVOYAGER(TM) RXとステント後拡張に適するカテーテルであるVOYAGER(TM) NCのフルラインの冠動脈拡張カテーテルをお届けすることができるようになりました。
 今回アボット バスキュラー ジャパンが新たに発売するVOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、高度なテクノロジーを採用し、拡張後のみならず前拡張にも対応可能な性能を搭載しています。本品は、蛇行血管内を通過させ、病変部にステントを留置する前に病変部の拡張を行う操作や、ステント拡張後の後拡張を行い、ステントの血管壁への適切な圧着が行えるように細かく拡張させる操作が可能です。VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは高いデリバリー性能を有し、MULTI-LINK VISION(TM)、MINI VISION(TM)、をはじめとするベアメタルステントおよび各種薬剤溶出型ステントなどと共にご使用いただけます。
 VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、アボット バスキュラー ジャパンがお届けしている冠動脈疾患治療用の低侵襲性医療機器の製品群におけるラピッドエクスチェンジ(RX)デリバリーシステム型の新製品です。サイズバリエーションは、バルーン径が2.0~5.0mmとバルーン長が6~20mmを取り揃えています。
 VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルの国内初症例を手掛けた北海道社会保険病院の五十嵐康己博士は、「VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、テーパーされたチップとフレキシブル・タングステンマーカー、更には2層構造のバルーンの採用により通常のハイプレッシャーバルーンよりも病変部到達性能が向上している。また、バルーンのリラップ性能にも優れ、留置されたステント内への再通過も良好であった。後拡張においてはノン・コンプライアントバルーンとしての優れたバルーンのポイント拡張性能を発揮し、適切なステント拡張が得られた。VOYAGER(TM) NCは、ステントの前拡張と後拡張のいずれにも優れた性能を備えた費用対効果に極めて優れたバルーンである。」と述べています。
 アボットバスキュラーがVOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルに採用した独自技術は、次の通りです。
 ・ 滑らかなラウンド先端チップの採用により、ステントストラット内の抵抗を軽減
し、ステント内でのバルーンのデリバリー性を高めました。
 ・ フレキシブルタングステンマーカーを採用し、冠動脈内へのデリバリー性能を高
め、病変部位内でのバルーンの位置決めが容易に行えるよう設計しています。
 ・ 2層構造のバルーンを採用し、耐圧性能を保持しながら薄く柔軟性の高いバルーンを実現しました。(3.5mm径以上のサイズに採用されています。)
 アボット バスキュラー ジャパン プレジデント ジャパン統括のハービンダー・シンは、「このたび当社は、次世代デバイスの製品ラインにVOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルを加えることができ、大変嬉しく思っています。VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、2層構造バルーン技術など最先端の技術を用いて開発された、高いデリバリー性能と低バルーンコンプライアンスを両立した製品です。本品は、MULTI-LINK VISION(TM)、MINI VISION(TM)、をはじめとするベアメタルステントおよび各種薬剤溶出型ステントなどの拡張後に必要とされる要件を満たすべく設計されております。」と述べています。
 VOYAGER(TM) NC 冠動脈拡張カテーテルは、アボット バスキュラーの開発パイプラインから上市した最新の製品です。また、アボット バスキュラーは現在、Xience V(*)などの各種の薬剤溶出型ステントと生体吸収性薬剤溶出型ステントを開発中です。



3) キヤノン、医療用X線デジタル撮影装置「キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-55C・55G」を発売

優れた可搬性を備えた医療用X線デジタル撮影装置のラインアップを大幅に拡充
・さらなる軽量・薄型化と35×43cmの有効撮影範囲を両立した“CXDI-55C/5
5G”
・新生児や四肢などの撮影に適したコンパクトサイズの“CXDI-60C”
 キヤノンは、優れた可搬性を実現した医療用X線デジタル撮影装置の新製品として、軽量・薄型の“キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-55C/55G”を7月上旬より、小型・軽量でコンパクトサイズの“CXDI-60C”を8月下旬より順次発売します。
 新製品“CXDI-55C/55G”はそれぞれ、「CXDI-50C」(2006年5月発売)、「CXDI-50G」(2003年12月発売)の上位機種で、約30%の軽量化と約35%の薄型化を達成したX線デジタル撮影装置です。重さ約3.4kg、厚さ約15mmの軽量・薄型ボディにより、X線撮影室だけでなく、ベッドサイドや手術室など幅広い場面で撮影が行えます(※1)。また、35×43cmの広い有効撮影範囲を備えており、四肢や頭部はもちろん、胸部や腹部などの撮影が可能です。
 新製品“CXDI-60C”は、「CXDI-60G」(2008年8月発売)の高感度・低線量モデルです。344(幅)×380(奥行き)×22.5(厚さ)mmのサイズで重さ約2.5kgの小型・軽量ボディは、特に整形外科の分野で撮影頻度が高い、手・肘・足・膝などの撮影に威力を発揮します。また、コンパクトなボディは保育器の中にいる新生児のX線撮影も可能にしています。
 新製品はいずれも、着脱できる接続用コネクターを装備しており、部位や環境に応じてセンサーを付け替えて撮影することが可能です。さらに、“CXDI-55C/60C”は、蛍光体の素材に光変換効率に優れたヨウ化セシウム(CsI)を採用することにより、X線照射量を抑えた撮影が可能で、患者への負荷を軽減しながら、高精細な画像を撮影できます。
・CXDI-55C/CXDI-60C
 *関連資料を参照してください。
・CXDI-55C 使用イメージ
 *関連資料を参照してください。
【主な特長】
 ●“CXDI-55C/55G”は重さ約3.4kg、厚さ約15mm、“CXDI-60C”は重さ約2.5kg、厚さ約22.5mmのコンパクトサイズで優れた可搬性を実現
 ●着脱できる接続用コネクターにより、部位や環境に応じてセンサーを付け替えて撮影することが可能
 ●蛍光体にヨウ化セシウム(CsI)を採用し、撮影線量の低減と高精細画像を両立(CXDI-55C/60C)
 ●撮影から約3秒の高速で画像を表示







4) 患者さん支援ウェブサイト「大腸がんを生きる仲間」と「CML・ALL集いの輪」「心の支」をテーマにコンテンツを充実化

ブリストル・マイヤーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:マーク・W・ライト、以下、ブリストル・マイヤーズ)は本日、「心の支」をテーマに、大腸がん体験者とそのご家族のためのウェブサイト「大腸がんを生きる仲間」と、慢性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の患者さんのための支援ウェブサイト「CML・ALL集いの輪」に新たなコンテンツを追加しました。
がんを患う患者さんは、病気による身体的苦痛、医療費等による社会経済的不安に加え、がんを患ったという精神的不安やストレスなど、心に大きな影響を受けます。今回の2つのウェブサイトの更新は、特にそうした患者さんの精神的不安やストレスを少しでも取り除き、患者さんのQOLを高める助けとなることを目的に行いました。新しいコンテンツでは、役割の異なる専門家の立場からまた患者さんの視点から、患者さんが知りたい、聞きたい情報やメッセージを紹介しています。
「大腸がんを生きる仲間」の新しいコンテンツ
井上冬彦氏による「いのちの輝き」
「いのちの輝き」では、消化器内科医で自然写真家でもある井上冬彦氏より、同氏が持つ2つの視点から見る「命」の尊さを反映した患者さんへのメッセージと写真を紹介します。同氏がこれまで出会った患者さんを通じて見えてきた、がん患者さんが持つ心の不安や問題を少しでも取り除くため、同氏ががん患者さんに伝えたいメッセージを3回のシリーズで掲載します。また、過酷なサバンナの自然の中に生息し、力強く生きる動物たちの写真も紹介しています。
初回メッセージ:「もう僕の患者でなくなったあなたへ」
2回目:「写真展で出会ったあなたへ」 (7月中旬更新予定)
3回目:「僕を導いてくれたあなたへ」 (7月末更新予定)
◆命の輝き
http://www.bms.co.jp/daichogan/life/index.html

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